2019年まとめ

UPDATED 2019.12.31

いろいろあった2019年も気づいたら今日が最後の日。
大晦日、なんとなくゆるゆると今年のまとめをしています。

一番はやっぱり、ロゴ、ショップカードの完成、そしてwebサイトのリリースでした。
トータルでディレクションをお願いしたのは松本(現在は福岡)と台湾を拠点に活動されている山鳩舎さん。
お二人との出会いは4年前、木工の訓練校入学前に夫婦で旅行した台北のゲストハウスでした。
大都会台北の少し暗めな裏通り、雑居ビルの1フロアのこじんまりとして清潔なそのゲストハウス。
オーナーのトムさんが宿の説明をしてくれる最後に、「自分がいない時にわからないことがあったらこの人に聞いてね。」と紹介されたのが、山鳩舎のデザイナーの渡邊哲也さんでした。
案内された私たちの部屋の壁には、山鳩舎のイラストレーター、みやぎちかさんの直筆のイラストが壁一面に描かれていました。
3日間という短い滞在でしたが、長野の話をたくさんしたり、お二人のお仕事を垣間見さていただいたりと、とても楽しい時間でした。

そして約半年後、松本での再開を経て、独立後、お二人にお願いすることになりました。
今思うと私たちの伝え方の下手さも加わり、本当に難しいお仕事をお願いしてしまいました。

でもお願いして約1年、最終的には私たちの想像をはるかに超えた、素晴らしいロゴが出来上がってきました。

プロダクトそのものではなく、プロダクトができるまでの過程や、プロダクトに込めた様々な想い、精度、意匠、機能、道具、工具、機械、、、椿井プロダクトに込めた全ての想いがこのロゴには詰まっています。

ロゴと同時にショップカードも完成、そしてwebサイトもリリース。
平成から令和へと時代が移り変わった2019年春、椿井木工舎にとっても非常に重要な意味を持つ春でした。



そして秋。
千葉県市川市ニッケコルトンプラザでの野外展示会、工房からの風への出展。
ひとつの展示会にかける強い想いを持つ皆様との出会い。

約1ヶ月間、工房に籠り制作を続ける日々。
そしてその成果を全て発揮する本番2日間。
かけがえのない経験でした。



12月、木工仲間が集まっての第二回木工キャンプ(忘年会)in KISO。
いつもお会いするあの方も、初めましてだけど、こちらが一方的に知っていたあの方も、赤ちゃんやお子さん含めて総勢28名が木曽に集まってくれました。

年末ということで、皆で餅つきも。

木曽の山奥に集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました!



12月30日は機械の刃物交換と手道具の研ぎ、工房掃除。
一年間ありがとうの気持ちを込めて。



そして、今年の締めくくりは福岡から届いたプレゼント。

美味しくて貴重な珈琲と、生豆。

一番嬉しかったもの。



椿井木工舎は作るのは1人、出展などで出かけるのは夫婦2人の、小さな工房です。
お待たせしてしまい、ご心配、ご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、来年も自分たちの無理のない範囲のペースで、仕事を行っていきたいと思っております。
どうか暖かい目で見守ってくださいますと幸いです。

令和2年、2020年は京都、恵文社さんでの展示から始まります。
詳細は年明けに。

2019年、椿井木工舎を、見守り、支えてくださった全ての皆様、1年間本当にありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えください。